はじめに
本書のねらい 地名・人名等について ベラルーシの歴史的・エスニック的な6つの地域
第1章 先史〜古代〜キエフ・ルーシ
スラヴ人の流入 ポロツク公国とログネダの物語 南部ではトゥーロフ公国が台頭
第2章 リトアニア大公国をめぐる紛糾
リトアニア大公国の成立と拡張 収斂しない論争 自らが神話となった歴史家エルモロヴィチ
ヴィトフトになりたくて―ベラルーシの若者の騎士願望
第3章 〈大公国〉から〈共和国〉へ
序曲としてのクレヴォ合同 マグデブルグ法という金科玉条
ベラルーシにおける宗教改革とブドヌイ
評価の分かれるルブリン合同
ブレスト合同とユニエイト教会
第4章 暗転する運命
ベラルーシ人とウクライナ人の分かれ目 相次ぐ戦乱による被害
〈共和国〉の終焉とベラルーシ
第5章 逆説の帝政ロシア時代
ロシア統治下で進んだポーランド化 2度の大規模な蜂起 漂流する「ベラルーシ」
ナショナリズムの届かない前近代的社会 長い眠りの果てに
ミンスクでひっそりと産声をあげたソ連共産党
第6章 激動の20世紀を越えて
第1次大戦とロシア革命 ベラルーシ人民共和国 BSSRの創設と領土の変遷
「イスラエル建国の父」を生み出したベラルーシ スターリン体制と大祖国戦争
いかにして現ベラルーシ国境は出来上がったか ポレシエびとのつぶやき
独立への動きとベロヴェージ会談 独立後の迷走
おわりに
主要参考文献
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